表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『勇者よ、常識を見ろ』シリーズ  作者: 深森あい


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/106

第36話:勇者よ……言い訳して誤魔化すなよ

 翌日。

 勇者は市場のど真ん中で取り囲まれていた。


「なぁ、本当に勇者なのか?」

「なんで魔王様と一緒に住んでるんだ?」

「ヒモなのかな……?」


 勇者は慌てて両手を振った。

「ち、違うんだって! これはただの一時的な同居で――」

「同居!?」群衆がざわめく。

「いや違う! 同居っていうか……下宿? いや下宿でもなくて……その……ホームステイ?」

「勇者が魔王城にホームステイ!?」

「どんだけ仲良しなんだよ!」


 勇者はさらに焦り、しどろもどろになる。

「ち、違う違う! 俺は潜入調査をしてるだけで! そう! 敵の城に潜り込んで内部を暴いてるんだ!」

「じゃあなんでポテチ三袋買って帰ってたんだ?」

「……」


 勇者は完全に黙り込む。

魔王が横からぼそっと言った。

「潜入調査のくせに、冷蔵庫にプリンを隠すな」

「言うなぁぁぁ!」


 その時、例のスピーカーが市場の鐘と連動したようにピッと光る。

 ――運動会BGM。

 街全体に響き渡るその曲に合わせ、人々は勇者を指差した。


「やっぱり怪しいよな」

「勇者なのに常識がない」

「勇者なのに魔王の居候」

「勇者なのにBGM付き」

「魔王様×勇者!!……推しカプ出来たかも(ボソッ)」


「BGMは俺のせいじゃねぇぇぇ!!」勇者は頭を抱えた。


「なんか悪寒したんだが……我の勘違いか?」

勇者は最低!!


魔王様……多分勘違いではありません!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ