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クラーケン討伐
クラーケンが引っ張られ始めた。
クラーケンは必死に抵抗しているが女王の歌で先程のように破壊力のない触手を振り回している。
ズルズルと引っ張られクラーケンは横穴を抜け上に繋がる大穴まで引っ張られた。
クラーケンが引っ張られてる時女王は考えていた。
なぜクラーケンのオスは再生限界までダメージを負っていたのか?
何故メスはこんな深くまで掘ったのか、それに何故メスよりもこんなにデカい穴ができたのか、魔法やスキルでも使ったのか?
そんなことを考えているとクラーケンの様子が怪しくなってきた。
クラーケンの頭の部分がブルブルと震え始め頭の左右から突起物が浮かび上がりブチブチと言う音と共に皮を突き破り突起物の正体がわかった。
それは黒く尖った鉱石。
その黒く尖った鉱石が現れると黒い鉱石は何かを吸い込み始めた。
その何かを吸い始めるとクラーケンの体の様々な場所がボコボコと膨れ上がり始める。
「みなさんクラーケンの様子がおかしいです」
「念の為に地上に上がり縄を引っ張るのを手伝いましょう」