クラーケン討伐
王城前にて。
そこには沢山の冒険者達そして王城をバックに髪の色と合った水色のドレスを着た女王が木の箱の上に立っていた。
「ギルドでもう聞いたと思いますが今回クラーケン討伐にご協力をお願いしたい」
「現在我が城ではクラーケンを倒せるだけの戦力がありません」
「知ってる人もいるとは思いますが私の娘である王女が海神祭で用いる要塞貝の真珠を取りに大量の兵を連れて討伐しに行ったのです」
「その結果城に残った半分の兵士がクラーケン討伐をしに行ったのですが甚大な被害を被りながらも一匹は討伐できたのですがもう一匹のクラーケンを討伐しに行った者達の生命受信石の光が消えました」
「とても危険なクエストですがこれを失敗すればクラーケンとクラーケンの子供達がここら一体の海の生命を食い尽くすことでしょう」
「そして食い尽くした後には一番近くの生命」
「つまりここを襲うことでしょう」
「そうなればこの国は終わりです」
「どんなに強かろうと今まだ一匹のうちに討伐しなければならないのです!」
「そして今回私もAランクの方々に同行いたします」
「私もそれなりにできるので」
そう女王は優しい笑みを浮かべる。
「じょ、女王様そ、それは」
近くの側近が何か言おうとしたが王女が側近に向かって威圧的な笑みを向けると黙った。
「ではみなさんこれから4時間後の昼頃に討伐を開始します」
「それまでみなさんご準備を」
「F〜Bランクの方達も念のために万全な装備にしておいてください」
「ではみなさんこれからは側近が討伐の作戦の説明がありますのでそれをお聞きください」
「では」
そういうと女王は城の方へ数人の兵と共に戻っていった。
「ではこれから作戦のご説明を.....」




