海ノ国
「おそらく私たちが襲った時には再生限界だったのかと」
正直クラーケンが再生限界だったおかげで我々は生きて帰れた。
あれがSSランクの魔物。
私たちが戦っている間アイツは仲間達を触手で巻きつけたり叩きつけたり中位の魔法をたびたび撃ってきたり回復魔法まで使っていた。
クラーケンを倒すには方法が二つある一つ目は脳を全てほぼ同時に潰す。
二つ目は攻撃をし続け再生限界が来るまで戦い続ける。
クラーケンをそこまで追い詰めたのは一体なんなのでしょう。
それになんでクラーケンは受けた傷を回復魔法で治さなかったのか...。
「女王様!」
「先程メスのクラーケンを討伐しに出発した隊からの生命受信石の光が消えました」
生命受信石は魔石で作った魔道具基本ペアで魔力を二つに流し込み片方を本人がもう片方を別の人が持ち流した本人が死ぬと本人が持っていた生命受信石は割れもう片方の魔道具は魔力を流した時から放っていた白い光が消える。
「それは水中爆弾ではクラーケンを仕留められず結果的にクラーケンを怒らせ殺されたと?」
「おそらくは」
「どうしたものか」
女王は何か少し考え口を開いた。
「まず巣に偵察を送りなさい」
「偵察が戻ってきて報告を受けたら出陣したいから冒険者を集めなさい」