海ノ国
そしてセイ達は門番にお金を払って水ノ国に入った。
セイ達はまず当分の間泊まる宿を見つけこれからどうするかを話し合った。
「せっかくここまで来たんだし海でも見に行こうか!」
セイがそういうと全員賛成し海を見にいくことになった。
少し前にキョウが海を楽しむ為に必要なものを買ってくると言って一人別行動をした時に見つけたという場所に連れていってもらった。
そこは国の一番端から向こうが海で広がっていた。
「何だろここ柵も何もないし危ないな」
そこはまるで国を真っ二つに斬ったかのように綺麗な断面をしていた。
それに国なのに城が一つも無いしこの国なんだか横にものすごい長くて縦がそんなに長く無いような?
セイ達は少し不思議に思いながらキョウが買ってきた釣り道具で釣りを始めた。
「そういえばあんまり海人見なかったな」
「店で売ってた液体って海人が地上で暮らす為の物だと思うけど」
「海人はみんな家にでもいるのかな?」
それから魚が何匹か取れ綺麗な夕焼けが海に反射する頃。
結構でかいのも釣れたな
「そうですね」
「シキといっしょにとったんだよ!」
っとヨウが嬉しそうに手では収まらず腕で持っている魚を見せてきた。
「おお!」
「大きいの釣ったな!」
セイはヨウの頭を撫でた
「一匹も釣れん!」
「ネロ諦めろお前には無理だ!」
ネロが一匹も釣れていないのを横目にヨウが釣った魚を桶に入れさせて帰る準備をしていると。
ドドドドドドドドォォォォォ
っという音と同時に地面が物凄く揺れた。