美しい国へ
クソクソクソクソ。
一般人の体じゃあれが限界だったんだ。
あの体のリミッターを最初から外してでも戦えば良かったのか?
いやあの体のリミッターを外したところで勝てる相手ではなかった。
ギリギリ、リミッターを外して投げたおかげで逃げれたが。
次こそは完璧な状態で戦ってやる。
そもそもここにくる時にあんな化け物が邪魔をしてきたせいでバラバラになりこんな苦労を早くしなければ。
クソクソクソクソ。
そろそろ落ちる。
お!
あの鳥にでも
そう思いながら赤黒い槍は飛び飛んでいた鳥の体の中に入っていった。
次は機械の国だ。
おっと白目はいかん。
ドラゴ王国の王城、王と王妃の寝室。
そこには細くガッチリとした体で容姿は絶世の美男子な王そして王妃は出るところは出て締まるところは締まっている体で容姿は絶世の美女だが眠そうな顔をしている二人がいた。
「ペイル様、騎士団長はやってくれたでしょうか」
「アイツに任せれば大丈夫だろう」
「私はまたすぐに眠ってしまいますし」
「あの子は私よりも眠りが深くないようですが」
「二人じゃないと索敵スキルは発動しませんし」
「同じ人や物は二度と索敵できなくなるのでちゃんと騎士団長がやってくれたか心配で」
「そうだな」
「さっき大きな音が聞こえたしきっと仕留めただろう」
「まあ待とうじゃないか」
「私の眠り姫」