魔王降臨!勇者召喚!
ジリッジリリリリリ
祭壇のある部屋に魔法陣が現れ魔法陣から黒い煙が溢れ出て黒が部屋を覆う。
そして部屋を覆った黒い煙が魔法陣の上に丸く集結したかと思うと人の形となって姿を現した。
その姿は黒い人形の口のある人形だった。
「お、おお」
「我らが新しき魔王よ祝福申し上げます」
「あ、ああ」
「腹が、、減った」
「何か、、、喰わせろ」
「は!」
「今すぐお食事を作らせお持ちします」
「いや、、生きたものがいい」
「今すぐ、、喰わせろ」
そういうと魔王はよぼよぼの魔人の肩を掴み...
「へ?」
グキバキグシャ
バチッバチパチパチ
魔法陣から溢れ出した青白い光が部屋を覆い。
部屋の外までバチバチという音が響く。
「何事だ!」
扉を勢いよく開けて入ってくる男。
魔法陣の上には一人の高校服を着た黒髪ロングの女子が魔法陣の上に立っていた。
「え!?」
「なにこれ?」
「ここどこ?」
「貴方は誰ですか!」
「お初にお目にかかる」
「私はサウザード王国騎士団騎士団長ベル・ラクバードと申します」
「この度貴方は神がお選びになった勇者としてこの世界に召喚されました」
「混乱されているでしょうが詳しい話は明日今日は私たちが用意する部屋にお泊まりください」
「わ、私は戻れるんですか?」
「それも明日お答えさせていただきます」
「ではついてきてください」
本当に付いていっていいのか。
日本に戻れるのか。
一体なぜこんなところに連れてこられたのか
神って何?
あの神様?
とりあえず行くしかないのか。
女の子がボソッと言った。
「こ、怖いな」