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疑い
キョウはネロとセルを疑っている。
確かに神獣召喚の説明を聞いたのがかなり前で忘れてたけど確かに前の記憶があるなんておかしいのはわかってるけど
でもネロとセルが何か企む奴らには思えない確かにセルは少しそういう気質があるのはわからないわけでもないけどさ
まあこの事はまた明日にでも考えようかな。
ネロとセルにもっと関わっていけば何かわかるだろうし。
明日はもっと色々喋ろうかな。
そしてセイはそのまま深い眠りについた。
人の国にて暗い部屋の魔法陣がチカチカと音と青白い光を放つ。
「魔法陣が光り始めたか」
「もう現れているのかそれとも現れるのか」
「もうすぐで勇者様が」
魔人国にて蝋燭の光が照らす祭壇。
「贄はもうすぐ揃うぞ!」
「また新たな魔王様が降臨される日は近い」
このような考えをするのは魔王様という存在に対して万死に値するが、だがこのまま降臨されてもまた勇者に倒される可能性が高い。
今回はこれを使う。
かなりよぼよぼの魔人が片手に何か動く物が入った瓶を持ち不気味に笑った。




