疑い
セイ達は宿に着くと雑談をしご飯を食べそれぞれの部屋に行きセイは桶に半分ほど入った水にEランクの聖水を一本入れ布を浸し絞った布で体を拭きベットに潜った。
はぁー
疲れた
今日も色々あったな
はぁー
トントン
セイがそのような事を考えていると誰かが部屋をノックした。
この宿では一人一部屋借りていてヨウとシキはヨウが誰かと一緒がいいと言うので二人だがそれ以外は一人部屋なのである。
ちなみによくみんなで集まるのは一番大きなヨウとシキの部屋。
ガチャ
セイがゆっくりと覗けるほどにドアを開け誰がきたかを伺う。
「キョウかどうしたんだ?」
「中に入っても?」
「あ、ああ」
セイはキョウを部屋に入れる
「今日はいろいろあって伝えられませんでしたし明日お伝えしようとも考えたのですがやはり少しでも早くにでもお伝えしなければならいと思い失礼ながら今お邪魔しました」
「お話ししたいのはネロとセルについてです」
「セイ様何かおかしいと思いませんでしたか?」
「何が?」
「私たちはセイ様の所有している加護の神の加護をベースに作られた体にその体に適した魂がランダムで選ばれその後はその魂は固定され強さなどは使用するときの加護のレベルで決まる」
「そう私たちは昔の記憶など無いのです」
「おそらく人格などは使った魂の影響でしょうが」
「記憶など最初は何もなくある物は頂いた知識だけなのです」
「なのにネロとセルは記憶があるのです」
「セイ様確かにネロとセルをずっと疑えとは言いません」
「ですが完全に信じ切らないでください」
「では私は部屋に戻ります」
「良い眠りを」




