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強き者
龍人は細長い紙を触らせてきた。
「はい」
「あなた方は大丈夫です」
「最後に貴方」
ネロが触ると細長い紙が紫色に変わった。
「ふぅー」
「ちょっと全員付いてきてもらえるかな?」
「はぁぁ 」
「断る!」
龍人が怪訝そうな顔をする。
「こないなら実力行使だぞいいのか?」
「オラ!上等だ!」
「ネロどうせ勝てないんだ龍人の方について行こう」
「ふん」
「やってみないとわからないだろうが」
「ネロ!」
セイが少し荒い口調で言うと渋々納得した。
「チッ」
「わかったよ」
「ついて行くよ」
「よしじゃあ来い」
龍人について行くと王城にものすごく近い建物まで案内された。
「そういえば言うのを忘れてたな私たちはこの国の治安部隊だ!」
「よしじゃあ始めるぞ」
「まず...」
そのまま昨日どこで何をしていたのか誰かといたかこの国に来たのはいつかなどの話を聞かれた。
「ふむ残念だが君たちの話だけだと無実とは言えないな」
龍人が嫌な目でこちらを見てくる。
「おい!」
「はい!」
他の龍人が来て何か小さな声で話をている
「そうですか」
「ありがとうございます」
「よしお前ら今から王城に行くついて来い」
「え?」




