王都
それから向かったのはガーア達が見つけた宿。
ここには馬小屋があり値段がそんなに高くない割に比較的、綺麗な宿だった。
ヨウ達が食事を済ませるとヨウの強い希望によってヨウの部屋で寝ることになったセイが居るヨウの部屋で二つ目の班と三つ目の班の報告が始まった。
「図書館はありました」
「中に入って色々調べたんですけどセイ様の体を治すことが出来そうな情報は一切ありませんでした」
「しかしどうやらフィードリア国立魔法学院にある図書館や城の中にある書庫には貴重な本が多くあるらしくそこにならセイ様の体を戻す方法の手がかりになる本があるかもしれません」
「そうか…」
「王城の書庫になんてそうそう入れるはずないし有り得るとしたらキョウが学院に入学していてくれれば何とかなるかもしれない」
「じゃあ今はキョウに会わなきゃだな」
「じゃあヨウ頼む」
「はい」
「私達は結局、今日一日キョウについて情報を集めましたがキョウの事は一切わからなかったわ」
「ただその代わり千里の魔術師という名で呼ばれる学生がフィードリア国立魔法学院に在籍しておりそのとてつもない視力で遠くの物を魔法で穿つという話がどの人にフィードリア国立魔法学院にいる梟の獣人は居るかと聞いてもその代わりにこの話を聞かされたわ」




