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魔法国
セイ達は山道を進んでいると、何かが風を切って来るのをジンは気づいた。
ジンはそれが殺傷能力のある物であり馬へと当たりに行っていることが分かった。
ジンは馬が死ぬのは不味いと風を操りそれを放った者のもとへと返した。
「ぐっ…」
ん?
今…
イフリートは何かに気がつきジンを見た。
ジンはイフリートから何も聞いてないのにも関わらずイフリートの考えがわかっているように頷いた。
イフリートはその頷きでわかったのか元の姿勢に戻った。
「クソが!!!!!!!!!」
「仲間がやられた!!」
「野郎ども行くぞ!!!!!」
イフリートの背中から火花が散りイフリートの背中の馬車の布は火花で火が着き十円玉ほどの穴が空くと火は消えそこから大量のイフリートから出てきた火花が外へと出ていった。
その火花はジンが操る風によって流れていき盗賊の一人に当たった。
男は燃え上がり悲痛な叫びを上げた。
突然の出来事に盗賊達は足を止め少しの間それを眺めていた。
男達は何も理解できないまま遠ざかって行く馬車を逃がせないと燃える男を放って追いかけて行った。




