魔法国
セイの顔は切断されてすぐに体をはやし始めた。
それと同時に切断された体の方はみるみる消えていった。
セイが完全にもとに戻ると腹にはオレクによってできた怪我が残っていた。
「うっっ………」
「セイ様!」
「俺、首と胴体が離れても生えてくるんだな」
「いえ、生えたと言うよりも元に戻ったんですよ」
「え?」
「見てください」
ベットには血も体もなくなっていた。
「じゃあどうすれば」
「私にやらせてください」
「私なら傷口を焼いて元に戻らないかもしれません」
「分かった頼む」
「ではやります」
「うん!」
イフリートは左手をセイの頭を掴み右手を手刀にすると炎が現れそれは剣のような形になりセイの首目掛けて放った。
イフリートの手刀がセイの首に触れようとした時、ジンがイフリートの右腕を掴みそれを止めた。
「何故止める!!!!!!」
「多分意味ないわよ」
「やってみなければ分かるまい!!」
「落ち着きなさい!!!」
「さっきあなたが言ってたでしょ!」
「セイ様の体は回復してるんじゃない元に戻ってるって」
「離れた肉体は分解されて元に戻る」
「じゃあ頭と体を切り離した後、私とお前で体を封印すればいいんじゃないの?」




