魔法国
「つまり神の加護から作られたヨウ達はその体に聖が宿っているため今のセイ様を攻撃すれば殺すこともできるのではないかと思います」
「そうなのか」
「じゃあどうすればこれは治るんだ?」
「それが」
「どうした?」
「それがですね」
「私達がこの情報を知った本は「魔を滅する方法」というものでそこには倒す方法があっても倒す方法を行った後、それを助ける方法や治す方法は載っていなかったのです」
「そうか…」
「セイ様…」
「なんだ?」
「私に提案があります」
次の日。
イフリート達はキョウ達が居るであろう王都へと行く馬車がある所へと向かって行った。
「すいません」
「乗せていただけませんか?」
「大銀貨十枚です」
イフリートが馬車の持ち主にお金を払い間も無くして馬車は王都へと向かい始めた。
ちなみにリーパーとグーラはいつものように一緒に変装しながらアタラに乗り馬車の後ろを歩いていた。
「あそこに馬車があれば買ってもよかったんですけどまさか馬車は中古以外は全て王都でしか購入できる場所が無いなんて」
「中古の物も探しはしたんですけどみんな大切にしていて壊れたら治して使ったりしていて売っているのは無かったんですよね中古の馬車」




