魔法国
「まあこんな感じの会話でした」
「あ!」
「ここみたいですね」
イフリート達が入って行った図書館は小さいとは名ばかりでなかなかの大きさだった。
「外では広く見えたけど本を読む場所が多いみたいね
じゃあ探しましょうか」
物を売る店が立ち並ぶ道にて。
一人の美女が薬草を売っている店で痛みがなくなる薬草について店の人に聞いていた。
「こっち側にあるやつが全部痛み止めになる薬ができる薬草だ」
「じゃあよく効いて簡単に使えるのってあります〜?」
「じゃあこれだな成人女性はこれの半分を成人男性はこれを一本だけ煎じて飲めば結構効くはずだぜ」
「ではそれをください〜」
「店主はまいど!」っと言って一束を渡してくれた。
なかなか薬草は高いですね〜。
「お姉さん!」
「はい〜?」
「ちょっとこっち寄っていきなよ安くしておくよ」
「いやいやこっちにきな」
「いやいやいやいやお姉さん!こっちがいいわよ!」
ガーアは様々な店の人に声をかけられ余計な物を幾つか買って帰るのだった。
ケールはセイの苦しんでいる姿を見ながら偶に汗を拭いてあげることしか出来ず更に卑屈になっていた。
ガチャっというドアが開く音がした。
「ただいま〜」
「お姉様!!!!!!!!」
「薬草はありましたか?」
「あったわよ〜」
「早く煎じて飲ましてあげましょう!」
ガーアとケールは宿から煎じる道具を借りると薬草を煎じた。




