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呪い
会話の弾んだ食事が済み食器が片付けられるとエネスが六人分の椅子がそれなりのスペースを空けて置けるぐらいの大きさのテーブルの真ん中までゴーストマジックハンドを使って座った。
「じゃあこれからのことについて話すわね」
全員が頷くのを確認するとエネスは話を進めた。
「まず一番優先されるの私がもとに戻ることよ」
「敵にやり返す為にもまず私がもとに戻らないと話にならない」
「あーくんは今回の戦闘で封じられる方法が相手方にあるっていう事がわかった」
「もし今の状態で敵のアジトが分かったとして敵のアジトに乗り込んでも私達の要であるあーくんが捕まればあとは死を待つだけの状態になる」
「私がもとに戻って敵のアジトへ全員で行けば例えあーくんが封じられても私が瞬時に解き」
「逆に私が封じられる事はなくアジトを壊滅なんて簡単よ!」
「じゃあとりあえず私達はエネスさんを待てばいいっていう事ですか?」
「うん!」
「そうよ!」
「私を待ちなさい!!!」
「当分あーくんと部屋に籠るからご飯とかのことはあーくんと料理を作ってくれた妖精に聞きなさい」




