呪い
「もともと魔力の圧縮はよく知られている事なんだけど昔これを兵器に利用できないかっていう話が持ち上がったのよ」
「それからいろんな魔道具製作のスペシャリスト達がその新しい兵器作りに着手したんだけど結果は散々少なかったり薄かったりすると威力は出ないし、そもそも破裂しないし濃かったり多かったりするとすぐに破裂してダメだった」
「結局その話は制作に取り掛かった六人ぐらいが死んでから頓挫した」
「ただその六人が死ぬ要因となった実験で六人は今までの実験で一番濃く大量の魔力を圧縮した」
「記録ではすぐに魔力は破裂した」
「建物は何重もの防護魔法で守られ建物自体も魔法攻撃に強いもので作られたものだったんだけど衝撃波は全てを壊したそうよ」
「ただその時のことで物凄く興味深かった事があったの」
「それは破裂する寸前、魔力が完全に消失したの」
「私達、魔法使いはこういった未知の物への探究心は魔法の真理に近づく一歩になるかもとそれは凄まじいものなんだけどね」
「いや〜」
「みんな頑張ってその謎を解こうとしたんだけどまあ私以外今の所解けている魔法使いは居ないけどね」
「それでその未知の正体って一体?」
「え〜〜」
「知りたいの〜〜〜」
「私とあーくんしか知らないことを知りたいの〜〜〜」




