呪い
エネスの旦那はエネスに間髪入れずに三本目を口に突っ込んで飲ました。
「プハァァァ」
「もぉぉぉぉ」
「あーくんひどい!」
そんなのどうでもいいからさっさとキョウを治してやれとでも言いたいのかエネスの旦那はキョウを強く指さした。
「分かってるわよ」
「やるわよ!」
エネスがそう言うと四つの魔法陣がエネスの周りの空中に現れ、その魔法陣からは4つの半透明は色が白いが人間の手のようなものが出てきた。
魔法陣はその手を出すと粉々になった。
ゴーストマジックハンド、私が扱える最大数の四つ、これなら問題なく手術ができる。
それから始まったのは凄まじかった。
ゴーストマジックハンドはまず一つの手以外はキョウから離れ道具をキョウの近くに移動させた。
一つ残ったゴーストマジックハンドは別の手が最初に持ってきたメスを使って肉の切除に取り掛かった。全ての手がメスを持ち肉の切除に取り掛かってから凄かった。
メスだけではなくメス担当と別の器具担当みたいな感じで役割を変えている場面もあった。
ちょくちょくエネスの魔力が枯渇しそうになるとエネスの旦那が先程のように荒々しい飲ませ方ではなく優しくポーションを飲ましていた。




