襲撃
男は横になったままでいたかったがなぜだか体を起こして真っ直ぐに立ってソレを待たなければならないと頭に浮かび男はすぐにその重たい体を起こし立つと音の方を見て待った。
だが突然その音が消えた。
男は耳を澄ませ男がどこに行ったのかを探し出そうとした。
だが。
男は突然、トンっといきなり肩を誰かに触られた。
普通であれば人気がない所で突然誰かに背後から肩に手なんて置かれたら体がビクッとしたり驚いて身が固まったり振り向いたりするはずだが男は何故か何も反応せず。
まるで後ろに仲のいい友達などがいると分かっている状態で肩を叩かれたような感じで男はいた。
「君が だね?」
「はい」
「そうです」
「あ、あなたは?」
「私はね〜」
「魔法の神様だよ!!」
「か、神様!?」
「いや、そうか」
「そうですよね」
「私は死んだんですし」
「そりゃあ」
「神様に会ってもおかしくないですよね」
「でもあの世界って魔法あったんですね」
「う〜んあなたのいた世界には私は関係ないわ」
「私はあなたがいた世界とは別の世界の神だから」
「え」
「じゃあ此処がその別の世界ですか?」
「う〜ん」
「間違ってもないけど」
「違うわ」
「じゃあ此処はどこですか?」
「何で私は此処に?」
「ん〜〜〜」
「まあ此処は私の領域というか世界というか」
「まあそんな感じの所よ」




