襲撃
車内には悲鳴が響き渡った。
男は悲鳴を聞いたのを最後に事切れた。
男を襲ったのは男の元嫁と不倫した男の元親友だった。
元親友は男の制裁を受ける過程や後で自身の行った行為が会社や親にバレ、友に縋り付いていたが元親友の友には馬鹿なこの件を信じない者が多く信じた馬鹿もそう長く泊めてくれる者はおらず途方に暮れていた。
元親友の親は男の元嫁の親とは違いまともな思考回路の持ち主で馬鹿な話を聞いても元親友を許すことはなかった。
元親友は貯金を慰謝料として男に払うことはせず男への復讐を企てていた。
元親友が男の復讐の為に企てたものはシンプルだった。
元親友は男を付け人の多いところで殺すというものだった。
元親友は今の環境を生き抜く勇気がなかった。
だからこそ人の多いところで男を殺そうと考えていた。
だが男は家から一向に出てくる気配がなく引っ越しをしたのではっと疑問を持ち始めて二週間、とうとう出てきたかと思ったら男は人の多いところをあまり通らず何故か見覚えのある場所ばかりを歩いていた。
そしてとうとう電車という人の多いところに移動したのを見ていざ殺そうと考えたがなかなかどうしていざその時になると今までの決死は多少なれども揺らぐもの結局、男が電車から出ようとしたのを見て勢いで男を滅多刺しにしたのだった。




