襲撃
自分以外の人間は自分の欲を満たすための道具だと僅か十歳にして思っていた。
その考えは歳を重ねていくごとに強くなっていった。
その道具は素晴らしい。
多種多様な系統があり。
頭を使って行動すれば従順にすることも出来る。
俺は裕福な家庭に生まれ常に周りに人がいた。
俺は常に多人数に好かれる性格を演じてきた。
そのおかげで幾度、環境が変わろうとその場所で他の奴らより友達に分類される奴は多かった。
俺は中学のあと進学校に入り大学もその県の五本指に入るぐらいにはいい大学に入りその後はそれなりにいい会社に入った。
そんな感じで生きてきた高スペックな俺に嫁ができるのは遅くなく結婚して一年経ったある日。
出張が予定より早く終わり家に帰ると。
嫁の浮気現場に出くわしてしまった。
俺は記念日にはしっかりサプライズはしていたし家事を暇な時は手伝っていた。
夜の営みだってそれなりにあった。
だから俺は嫁とはそれなりに円満に暮らしていると思っていた。
だからこそ固まって動けないほど驚いた。
最初は嫁の裸を見て嫁をジッと見てしまい間男のことなどが入ってきていなかった。
俺は一度少し心を落ち着かせて部屋の状況を冷静に確認してみた。
そして更に驚いた。
間男は今も仲がいい中学からの親友といえる男友達だった。




