襲撃
「あれ?」
「そういえばユラさんは大丈夫なんですか!?」
「俺達だけが此処にいたら」
「あの子なら大丈夫よ」
「あーくん開けて」
あーくんと呼ばれたエネスの旦那は立っていたドアの反対側にある本棚のもとまで歩いていくと一冊だけ他の本よりも奥に入っていた本を出すのではなく引いた。
するとガチガチガチっという音が鳴った。
音がなり終わるとエネスの旦那は本棚の端を掴みスライドさせた。
本棚があった場所からはもう一つの扉が現れた。
そしてエネスの旦那は扉に取り付けられていた三つのダイヤル動かしていた。
そして扉を開けた。
そこにはエントランスがあった。
キョウ達が驚きで呆然としているとエネスが話し始めた。
「そこは隠し部屋兼研究場よ」
「その中はまあまあの大きさの屋敷よ」
「そこの一室にあの子は居るわ」
「実はね」
「そこ、外で建ててもらった屋敷を亜空間に引っ張ってきたのよ」
「そこはねちょっと特殊で」
「決めた数字にダイヤルを揃えないと絶対に入れなくて間違えた数字だと開けても壁なの敵は此処で魔法を使うかダイヤルを揃えないと屋敷にの方には入れないの」
「凄いでしょ〜〜〜う」
エネスはドヤ顔をしながらそう言った。
「じゃあ私達もそっちに居た方がいいじゃないんですか?」




