赤ん坊
「も〜〜〜」
「本当にあなたったら」
「え?」
「その人こう言いたいのよ」
「本当にそうですよねって」
「確実にあなたはそれぐらい強いわよ」
「だって私がそうあれと改造したんだから」
「か、改造!?」
「旦那さんを改造したんですか!?」
「ああ、私の旦那ね改造する前に魔物討伐で致命傷を負っちゃて医学やそこら辺の魔法じゃ治せないぐらいの怪我でもう本当に虫の息だったのよ」
「それで私…………」
「その人の事、好きすぎたから」
「ほんとにちょーーーとだけ禁忌に触れたかもだけど助けたのよ」
「ただね助けたのはいいんだけと色々と人間じゃ無くなってたから元と同じように作った皮を貼ってあげた」
「同じような髪の色にしてあげた同じような爪にしてあげた」
「他にも前と同じようにしてあげたの」
「でもねどんなに姿形が変わって強くなってもあの頃の臆病な所は変わらなかった」
「だから皮に封印の魔法と魔法軽減の魔法と物理攻撃軽減の魔法を施してあげたの」
「何も怖くないように」
「でもそれだと余計に旦那さんの何が強いのかが分からないんですけど」
「確かにその人は臆病よ」
「でも弱くない」
「その人はいつも私のために頑張って頑張って頑張って強くなってそれでも頑張って死にかけたの」
「その人は頑張りだけでSSSランクの頂に登りかけた
でもダメだった」
「でも今は実質SSSランクの強さと言ってもいいわ」




