赤ん坊
「それでなんだけど君!」
「いやキョウ君!」
「はい?」
「私は必ずこの体から今日、徹夜して戻す!」
「だから!」
「その間、私を守ってくれ!」
「此処には魔法で守って入るけれど絶対無敵ではない
「旦那は強いが」
「もしあの異質な魔力の持ち主が来たら多少、時間稼ぎぐらいの能力はあると思う」
「だからその間に攫われたら堪ったもんじゃない」
「私に出来る事ならお礼もする!」
「ど、どうだろうか?」
「さっきフィードリア国立魔法学院現理事長って言ってましたよね?」
「あ、、うん」
「言ったね」
「私たちを入学させてくれませんか?」
「君達を?」
「はい!」
「う〜〜ん」
「編入試験を受けてさせてあげることはできるけど編入試験はかなり難しいから合格出来なかったら入学はさせてあげられない」
「だからとりあえず一ヶ月後編入試験を受けさせてあげる」
「それまで勉強頑張ってね」
「まあそもそも私の護衛を受けてくれるの?」
「受けます」
「よしじゃあ、まだ寝ている仲間を起こして連れてきて」
「分かりました」
キョウは返事をすると立ち上がり入ってきた壁を触ろうとした。
「いやいやそっちからじゃ行けないよ」
「帰りはそっちにある扉からあの部屋に行けるわよ」
「あ、そうでしたか」
「ありがとうございます」




