キョウ達
「ん〜〜」
「そうだな〜」
「オールの言ってることが正しい気がしてきたし」
「じゃあ………あれ?」
「何番だっけ?」
そいつは考えたが思い浮かばなかった。
「まあいいや」
「お前に褒美をやるって話をしたな」
「は、はい」
「お前に与える褒美はチャンスだ」
「チャ、チャンスですか?」
「ああ、正直俺はお前を連れ戻したときに痛ぶってから殺す考えていたんだったんだけど俺はオールに罰を与えたくない」
「だからお前がオールの失敗を払拭するためにリーダとして再びアレを攫って来い」
「ちょうどその辺りに散らばってる肉塊とお前を見て作りたいやつの構想が浮かんできたから強化してやる
よ」
「は!」
「必ずや、、必ずや連れてまいります!」
少し前男が空間を修復してすぐ。
男はまず赤ん坊をソファに置き、キョウ達にはタオルケットを被せて赤ん坊を再び抱え別の部屋へと入って行った。
どれだけ眠っていたのかはわからないがキョウが目を覚ますと身知れぬ部屋に居ることに混乱した。
「ここは?」
ガチャっという音でキョウは瞬時に起き上がり最低限の対応ができるようにした。
出てきたのは身知れぬ男だった。
「あなたは?」
男は何も言わずにドアを開けたまま再び部屋へ入って行った。
付いてこいってことか?




