ギルド
「いいや迷子ではないでよ」
「行きたい場所があるんだけど場所がわからないんだ。」
「そう」
「どこへ行きたいの?」
「ギルドに行きたいんだ」
「じゃあ連れていってあげる」
そういうと彼女はゼロの腕を掴んで歩き出した。
しばらく歩くと大きな建物の前まに着く。
「ここ」
「ありがとうギルドの場所まで」
「大丈夫」
「勝手にやったことだから」
「今日のこといつかお礼させてくれ」
そう彼女の方を向くと彼女そこにはもういなかった。
もうどこかにいってしまったのか。
仕方ないとりあえずギルドに登録するか。
中に入り受付まで行くと二人の女性がいた。
「あのギルドに登録したいんですが」
「あ、はい」
「まず登録料中銀貨2枚をお支払いください」
「あのそれなんですがこのウルフ2匹を買い取ってほしいんですが」
「はいお預かりします」
「今人がいないからいいのですが本来はあちらの買取場で換金していただきます」
「今回は人がいませんでしたし登録を円滑にするためにここで行います」
「換金したお金をそのまま登録料ということでよろしいですか?」
「はい大丈夫です」
「では次にこの銅のプレートを触っていただけますか?」
「はい」
そういうとゼロはプレートに触れる。
触れるとプレートは青白い光を放ち文字が書き足されてゆく。
「見せていただだけますか?」
「どうぞ」
「オープン」
そういうと受付嬢の目の前に水色の板が浮かぶ。
「はい問題ありません」
「この紙にお名前をご記入ください」
「う〜ん」
ゼロっていう名前はあくまでみんなに呼ばれてただけで俺の名前じゃないしな。
いっそのことここで名前を決めちゃうか。