表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の子現在修業中!  作者: メダカ
395/497

キョウ達

それはもはや体が耐えきれる大きさではなくなっていたようでそれが立とうとしているのだろうボキボキと体中の骨を鳴らしながら立ち上がろうとした。


だがやはり耐えきれなかったようで尻餅をついた。


そしてそれはまるで赤ん坊のように鳴き声とも悲鳴とも聞けない声で鳴いた。


それの鳴き声は悍ましく大きくとても耳を塞がず聞くことはできないものだった。


だがファウは自身の耳を塞ぐのではなく赤ん坊の耳を塞いだ。


それが鳴き止むとファウは放心状態になってしまった。


「ど、どうしましたかファウ?」


キョウがファウに近づき肩をポンっと軽く叩くとバタッと倒れてしまった。


赤ん坊は奇跡的に怪我はなかったがファウは目を開けたまま動かなくなってしまっていた。


「何をした!!!」


そいつはキョウの反応が分かっているのかニコリと笑い目をギョロギョロと動かした。


「何をした!!っでしたか」


「お教えしましょお教えしましょ」


仮面を付け黒色の魔術師の格好をした男がそう言って空からそれの肩辺りに降りてきた。


「だ、誰!」


「私は試作百十四番にタイプ魔術師でございます」


「ちなみにこのグズは試作二千九十六番タイプキメラでございます」


「その方が倒れたのはコイツの唯一の能力マンドラゴラの鳴き声の所為でございます」


「まあコイツは欠陥品ですがね」


「欠陥品?」


「はい」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ