キョウ達
体が揺れる。
潮の香りが絶え間なく鼻腔を通り主人達のことを恋しく思っていた。
「キョウも来なさいよ!!」
「い、いや断る」
「今は喋りたくないんだ」
「ウッ」
キョウが気分が悪くなり口を手で抑え海の方へ駆け寄って行き出すものを出している間、ユラ、コサメ、ファウは見えてきた魔法国に興奮していた。
「オェェェェェェェェェ」
魔法国に着くとキョウはユラとファウに肩を持ってもらい魔法国の地に足を付けた。
「ウプッ」
「オェェェェェェェェェ」
キョウは降りてすぐ海にあまり残っていない物を出した。
「キョウ!」
「飲み物買って来たわ」
「ゆっくりと飲んで」
キョウはファウが買ってきた飲み物を言われた通りゆっくりと喉に通した。
「どう?」
「ありがとう」
「落ち着いてきた」
「柑橘系のジュースだね」
「ふぅーーー」
「よし!」
キョウはゴクゴクゴクとジュースを一気に喉に通した。
「ギルドを探しに行こう!」
それからキョウ達はギルドの紋章を探し魔法国を歩いた。
だがお腹がなってくるほど歩いたがそれらしい紋章がある場所を見つけることはできないでいた。
「とりあえず情報集めを兼ねてご飯食べに行きましょうか」っとキョウが言ったことでギルドを探すのではなくご飯が食べられる場所を探し始めた。




