次の目的地
オレクは発狂したあとすぐに船から飛び降りようとしたがヨウとガーアに止められ出来なかった。
「何故止めるの!!」
「あなたも一緒に行くのよ」
「私は泳いで行くわ!」
「いや、泳いで行かせて頂戴!」
「お願いよ!!!」
「ダメよ!」
「そもそも水に浸かったら美しくなくない?」
「いえいえそんなことはございません!!」
「水に濡れた私」
「いい!!!!」
「此処には居たくないのですわよ!」
海斗はそのやりとりを聞いてため息を漏らし旅の次元から何かを出し近づいて行った。
「オレクこれを嗅いでくれ」
「え?」
「な、何でですの?」
「いいから」
「ほら」
オレクは「仕方ないですわね」っと言って海斗の手に持っているものの匂いを嗅いだ。
「あ、あれ?」
オレクは海斗の手に持っているものを嗅いですぐバタッと死んだ。
「何をしたんですか?」
「それにオレクに一体何を嗅がせたんですか?」
「ああ、オレクに嗅がせたのはラベンダーだ」
「ラベンダー?」
「ああ、ラベンダーだ」
「ちなみに何をしたかというと」
「スキル花の香りを使ったんだ」
「花の香り?」
「このスキルは花が持つ能力を上げてくれるんだ」
「それを使ってラベンダーにある眠気もたらす効果を強めそれを嗅がしたんだ」
「まあ、なんだかんだ初めて使ってみるスキルだったから弱目で使ったんだけど」
「いや〜すごく効いたな」




