次の目的地
ガーアは貰ったお金で少し高めのお菓子を買ってきてオレクと一緒に食べたという。
オレクとガーアを残して買い物に出かけてすぐヨウとセイは少し先程のことについて話をした。
「ふ〜う」
「どうにか高い物を一つ買ってくるので収まりましたね」
「え?」
「え?ってなんですかセイ様」
「あの子はセイ様が自分に内緒で何かをプレゼントしてくれるのだと思ってるんですよ」
「そうなの?」
「はい」
「そういう風になるように誘導しましたから」
「凄いな」
「やっぱり前のヨウとは全然違うんだな」
ヨウはセイにバレないようにだが照れた表情をした。
だがセイは少し寂しさを感じていた。
セイはしっかりと次の旅に必要な物を買った後、オレクのために少し高めのアクセサリーを一つ購入する為に店に行った。
店の中にはセイ一人が入っていった。
理由は、店の前に来た時にヨウにこう言われたからだった。
「あの子にはああ言って来ないように言いましたが流石にセイ様がご自分でお選びになった物をプレゼントした方がいいと思います」
セイはその言葉に納得し一人で店に入っていったんだ。
煌びやかな品物が並ぶ上品な店でセイはあることを思いついた。
宿に帰るとセイは女性陣を部屋に呼びそれぞれに少し高めのアクセサリーや宝石を渡した。




