次の目的地
セイ達は話し合った次の日、必要な買い出しを行った。
買い出しではオレクとガーアを残し買い物に行った。
二人を置いていった理由としてはオレクの暴走を恐れたのとオレクのお目付役が必要だったという理由だった。
結果的に買い物は無事に成功したのだった。
ちなみに最初にオレクを置いて行こうとした時。
「何でですの!!!!!!」
「何で私だけ宿に残っていないといけないのですよ!」
「え、え〜とな」
セイがオレクに残るように言うとオレクがその理由をセイに問いただしてきた。
それにどう返すか口淀んでいると会話にヨウが入ってきた。
「今回の買い物では全員連れて行けないのよ」
「何でよ?」
「それは言えないわ」
「何でよ!!」
「言えないのよ!」
「はぁぁ」
「少しは察しなさいよ」
「なにを察しろって言う」
オレクは何かを気づいたのか少し考えるように沈黙の空間が出来た。
そしてハッとした表情をしてセイの方を見た。
そして満面の笑みを浮かべた。
「それなら仕方ないですわね」
「此処で待っててあげますわ」
「私も〜〜」
「残ります〜〜」
「少し〜」
「お金を頂けないでしょうか〜〜」
チラッとヨウを見て微笑んだ。
「分かったわ」
ヨウはオレクに見られないように背を向けお金を袋に入れガーアに渡した。




