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セイ達は極上の安眠の中、夜を過ごした。
翌朝、セイは一人でギルドのCランクのクエストを眺めていた。
この報酬だと俺が一人で魔物を殺して素材を売ったり直接薬草とかを売った方が金は多く入るよな
でもクエストやらないとランクは上がらないしな。
でもだからといってクエストを今から血眼でやったからと言ってもすぐにランクが上がるわけじゃないしな。
よし!
幾つか魔物討伐のクエストを受けてついでに他の魔物を倒すか。
セイはそう考えると幾つか面倒くさそうで報酬の高いクエストを幾つか手に取ると受付のところへと持って行った。
セイが金を稼いでいる頃それを知らないガーアは昨日のことを考えていた。
あの後ケールは自虐心が最高潮に高まったせいなのかは分からないがプツンと糸が切れたかのように意識をなくし倒れた。
朝に起きたケールは確かに少々自虐的で悲観的ではあったもののそれはスキルを使う前のケールであった。
そのことからガーアが思ったことはガーアのスキルはケールといろんな意味で相性が良すぎるということだった。
私がスキルを使っていればケールさんはあんな風に明るくなる。
でもその明るくなっている時間が長ければ長いほど解除した時ケールさんが持っている何かの反動が大きく返ってけるということだった。
そう考えればあれも納得がいきます〜




