次は
「ケールさん大丈夫〜?」
「へ、へ?」
「いや〜」
「さっきから体が震えてたから〜」
「あ、あ大丈夫で、す」
「本当に〜?」
「は、はい」
「わ、私」
「ひ、人の多い所がに、苦手で」
「そうなんだ〜」
<精神安定領域>
「あれ?」
「人の目が気にならなくなった?」
「どうかしら〜」
「私のスキルを使って見たんだけど〜」
「凄いです!」
「生まれてこの方視線を気にしないことなんてなかったのに!」
「全く気になりません!」
「ありがとうございますお姉様!」
「お、お姉様〜!?」
ケール達、宿探し組は海ノ国に着くまであまり喋らなかったのもあってお互いに会話をよくしたのだった。
そして二班が集合する時間になり決めていた集合場所に二班が集まるとギルド班はさらに潤沢になった懐で全員ニコニコなのだが宿探し班は全員がすごく疲れた顔をして集合場所で集まった。
「どうしたんだお前ら?」
「何でそんなに疲れた顔をしてるんだ?」
「そ、それが〜」
時は少し遡り。
一軒目の宿屋にて。
「ふん!」
「納得いきませんわ!」
「何でですか〜?」
「外からの見た目は見窄らしいし小汚いし中もこんなでは部屋もたかが知れてますわ!」
「そんなことないと思うけどな〜」
ガーアがなんとなく店の人を見ると怒りで顔を歪ませていた。
ガーアはすぐさま全員を外に出し「失礼しました〜」っというとその宿を離れた。




