これから
「マジでか」
でもこれがあるからって商会をやっていけるとは限らないと思うんだけどな。
「ヨウちょっと耳貸して」
「はい」
ヨウはセイへと耳を近づけた。
セイは疑問に思ったことを聞いた。
ヨウはセイのことを聞き終わると逆に耳を貸すように言われ近づけた。
「私はこの5年間で何人もの加護持ちの人に会ってきました」
「ですが加護持ちはそんなに数がいるものではないはずなのです」
「おそらくセイ様がこの世界に来た時から神が人間に加護を授けることが増えたのだと思います」
「そして会ってきた加護持ちの人達は全員それなりに全ての分野において優れていました」
「なので私達が育てたこの子達はとても優秀ということです」
「へぇーー」
加護持ちの人って全員いろんなことで優秀なんだ。
初めて知ったわ。
ん?
じゃあ俺は?
セイはその疑問を考えようとしたが何故だか悲しくなって考えないことにした。
「じゃあ安心だな」
セイはヨウの耳元でそういうとヨウは「はい!」っと元気よく大きな声で返事をした。
周りは少しいきなりの大きな声で驚いていた。
「分かったじゃあ4人とも一緒に行くか」
「はい!」
3人は声を合わしてそう言った。
オレクだけは「当たり前ですわ!」っと言っていた。




