これから
アンブレラに来てから2日が経ち旅に必要な道具や食料は潤沢に集まりセイが最後にヨウ達に挨拶してから行こうと話になり家へと向かった。
ヨウの家に着くと最初にヨウの家に来た時の獣人の小さな執事が出て来てヨウの場所まで案内してくれた。
執事は前に来た部屋の前に来ると扉を叩き入室の許可を仰ぎ許可が出ると扉を開けて中に入れてくれた。
「では私はこれで」
執事はセイ達が部屋に入ったのを見届けるとそう言い扉を閉めどこかへ行った。
「セイ様!」
ヨウはセイを見て一瞬だけ笑みを見せたがすぐに咳払いをして真剣な顔付きになった。
「うぅん!」
「セイ様此処にいらしたということはもう行かれるんですか?」
「ああそろそろ行くよ」
「そうですか……」
ヨウは少し暗い顔をしたかと思うとすぐに真剣な顔になった。
「入ってきて」
ヨウがそういうとシューネ、シューメ、メッシュが3人で「失礼します!」っと声を合わせて言って小さな荷台を引っ張って入って来た。
その後ろからガーア、オレク、ジュポスが付いてきて入って来た。
「な、何だ?」
「これは私達の荷物と私物です」
「どういうこと?」
「私達も旅に同行します!」
「でもお前らには今は商会があるじゃないか!」
「確かに一緒に旅ができたら嬉しいけど商会はどうする気なんだ!」




