武神祭
椿は地面と接触するとすぐさま複合強化魔法 全を解いた。
やっぱり5秒は短いよ。
もう十分の一しか魔力がない。
考えて使わなくちゃ。
ミカヅチは椿の目の先にいた。
もう一気に仕掛けるしかない。
<光の化身>
椿がそういうと髪と目の色が銀色になり光が体から滲み出てきた。
そしてその場から消えた。
<縮……>
ミカヅチはスキルを使おうとしたが使う事なく倒れた。
椿はミカヅチの後ろで止まり光の化身を解き疲れを露わにした。
椿は光の化身の状態でミカヅチに近づき腹の辺りを斬った。
ミカヅチを確認しようと後ろを向くとすぐ後ろにミカヅチが立っていて鞘でうなじを叩いてきた。
椿は意識を失い力なく地面に転がった。
ミカヅチは椿が立ち上がり自分を見る少し前に縮地を物凄い数を使い椿の後ろと立っていた場所を行き来する事で分身のようなものを作った。
そして椿が光の化身で斬り掛かってきた時、腹の薄皮が斬られたが避けることができ椿は多少の手応えを感じたことで倒したと誤認していた。
「だ、第4試合ミカヅチ選手の勝利!!!!」
それからミカヅチはロングソードを刀の代用として使い大会を勝ち進め決勝ではマーカル・ハイング・レイン選手が生き残りミカヅチとはド派手な試合が繰り広げられたが最終的にミカヅチの勝利で終わった。
第461回武神祭はミカヅチの勝利で幕を閉じた。




