武神祭
ミカヅチは怯んだ椿の懐に近づくと修羅の腕を使って腹を殴った。
今のうちに刀を回収しよう。
修羅の腕を常時使ってればあの刀でも使えるはず。
ミカヅチは刀のある方へと向いた。
<しゅ
縮地を使おうとしたミカヅチはいきなり太陽の光が遮られたことに驚いた。
上を見るとゴーレムが降ってきていた。
ミカヅチは後ろに後退し押し潰されるのを回避した。
ミカヅチは後退し気づいた。
自分が4体のゴーレムに囲まれているということに。
いつのまに!?
縮地でゴーレムの隙間を抜けるか。
<縮地>
ミカヅチは縮地を使いゴーレムの股を抜け刀のある場所まで行こうと使ったがゴーレムの股を抜けるって所で何かが腹にぶつかって来た。
ミカヅチは転がり腹を抱え立ち上がるとそこには風の鷹がいた。
何故!?
縮地を使った私のスピードよりも速く降りて来て突進して来た!?
素晴らしい。
試合は少し見せてもらっていましたが此処まで面倒くさそうには見えなかった。
つまりあれからこの日までにこの魔法の改善点を全て洗い出し補填して来たということ。
素晴らしい!
おっとそんな事を考えているわけにはいけない。
この状況をどうするか考えなければ。
ゴーレムの股を抜けるのは今の状況では無理。
なら風の鷹をどうにかしなければならない。
だが今の私にはその方法がない。
どうしたものか。
風の鷹はミカヅチが考えを巡らせている中、上昇しそれにミカヅチが気づくと目にも留まらぬ速さの突進攻撃を仕掛けて来た。




