武神祭
雷のライオンは走るたびに雷鳴を轟かせながら進み、大きな水の蛇は音もなく近づいて行き、火を纏った猿は鳴き声を出しながら進み、体が岩で出来た右腕に大きく丸い岩をつけたゴリラはドスンドスンと地面を鳴らし時折り右腕の岩が地面に当たり音を鳴らしながら進んだ、氷の狼は進む道を少し凍らせながら地面をカチンカチンっと鳴らしながら進んだ、マグマを身体中に巡らした亀はマグマが煮え立つ音を出しながらゆっくりと進んだ。
そして風で出来た鷹は空を舞いながらその時を待った。
会場の地面でできたゴーレムは四方に分かれビースト達の後ろを地響きを鳴らしながら進んだ。
最初にミカヅチに襲いかかったのは氷の狼だった。
ミカヅチはなんなく氷の狼を斬り裂いた。
前の試合でこの魔法は学校で練習をしていた時のように弱いモンスターや動かない的と違ってなかなかの手練れの人にはほとんど足止めにもならないって。
だからあの試合の後、一生懸命考えた。
そして私が導き出した答えは………
ミカヅチは次に襲いかかってきた岩のゴリラを斬り裂こうと刀を振るうとガキンっという音を出して刀は岩のゴリラを斬り裂くことはなく弾かれ岩のゴリラの右腕の殴りを食らって飛ばされた。




