武神祭
次の日の午後、アイシーの出番の第16試合が始まった。
「次の試合はなんと!」
「勇者であられるツバキ・サクラギ様が戦う!」
「椿様は剣と魔法を使い戦います」
「一見よくある戦い方ではありますがアイシー様には神から与えられたスキルも使うので椿様を相手にする対戦相手はとても辛いでしょう!」
「対戦相手のタケル・フジワラ・サウザードは勇者の子孫にしてこの国でも珍しい加護保持者です!」
「当然タケル選手もスキルを持っているのでこの2人の戦いは熱いものになることでしょう!」
「では改めまして!」
「第14試合開始!!!」
男が開始を宣言した瞬間から観客達の声援が耳が痛くなるほど鳴り響いた。
「初めまして勇者様」
「この度はお相手していただきありがとうございます」
「全身全霊を持って倒しに行かせていただきます」
「は、はい!」
「こちらこそ一生懸命させてもらいます!」
椿とタケルは同時に剣を抜き同時に身体強化を使い間合いを詰め剣と剣はぶつかり合った。
「<ライトニードル>」
「<ダークネスニードル>」
椿の辺りに光の大きめの針が現れタケルの辺りには闇の大きめの針が現れた。
2人が手を横に振ると針がお互いに向かって飛んでいった。
幾つかは針同士がぶつかり消えたが残った針はお互いに近づいていった。
 




