理由
ジョバンは何十時間もかけ魔法付与を終えその頃にはその場にいた全ての貴族達の精神はほとんど壊れかけていた。
「皆さん次の行程で人工勇者の完成です」
ジョバンはそういうとその場を離れ近くにある取っ手の付いている大きな箱のような物を開けた。
中を開けると凍てつくような冷気が流れそこには肉塊がこべり付いた魔石が置いてあった。
ジョバンは懐から手袋を取り出し装着すると魔石を掴み元いた場所に戻った。
ジョバンは手に持った魔石を近くに置いてある銀の板にゆっくりと起きアイシーの胸のあたりにメスを入れアイシーの中から肉塊を取り出した。
もはや何をしているのか貴族達にはこれっぽっちもわからなかった。
ジョバンは取り出した肉塊をよくわからない機械に入れジョバンがその機械に付いているスイッチを押しすと肉塊が潰されその肉塊から出た赤い液体が機械につながる小さな容器に入るとジョバンはその容器を取り出した。
取り出した容器に付いているボタンを押すと容器から細い針のようなものが飛び出しそれを冷気を放つ魔石に刺すと中身の赤い液体が魔石の中に流し込まれ先程まで青かった魔石は紫色へと変わった。
その魔石をジョバンはアイシーの胸に空いた穴に入れた。




