理由
そんな違和感を抱きながらジョバンに着いていくと扉の前まで着いたのだった。
ジョバンが扉を開けると中には子供が好きそうなおもちゃやお菓子の入った器が置いてあったり壁も白く先程の廊下のように不気味でもなく匂いも廊下と違い臭くなかった。
そして1人ぬいぐるみで遊ぶ女の子がいた。
「おい!」
「アイシー!」
「こちらに来なさい!」
「はい!お父様!」
小さな女の子は駆け足でジョバンのもとまで来た。
その女の子をジョバンは片腕に乗せ更に奥に扉を開け進んだ。
扉の奥には灯りが少なく何もない少し暗い狭めの廊下が続いていた。
歩いている時に女の子を見ると女の子は小柄で髪の毛は白髪が髪の毛の半分以上を占めていた。
そんなことを考えていると廊下が終わりまた扉が現れ開けて中に入った。
中には人一人を拘束できる台が置いてあり台のあたりには血がこべり付いていた。
ジョバンは片腕に乗せた少女を降ろし台に仰向けに寝かせ台についている拘束具で少女を動けないように拘束した。
「お前いったいその子に何をする気だ!」
「何をするって勇者にするんですよ」
「おい!ジョバン!」
「お前さっきの牢屋にいた女の子達なその子と似ていたような気がするが違うか?」
「似ているというかみんなアイシーですよ」
「本物ではないですけどね」




