椿とアイシー
私は次の日アイシーをイジメのようなことをした人のリーダのような女子を1人捕まえ校舎裏に連れて行った。
そして何故アイシーをみないなのと言ったのか問いただした。
「アイシーは貴族でしょ」
「なのにあんなこと言って大丈夫なの?」
「ふふふふ」
「あれが貴族」
「本当に椿様は何も知らないんですね*
「アイシーの父であるジョバン・エルモア・サウザードはエルモア家が嫌われてる理由です」
「じゃあアイシーを毛嫌いしなくてもいいでしょ」
「いいえしますよ」
「ジョバンは研究者なのですが貴族関係のことにはほとんど出てこない男です」
「それだけなら此処までしなかったかもしれません」
「でもあの男の研究していることがヤバイんですよ」
「ヤバい?」
「そうです」
「人工勇者の作成」
「何人の人があの男の実験台となって死んでいったことか」
「でもそんな細いことなんでみんなが知ってるのよ」
「だってそんな人が何人も死ぬような実験大っぴらにしないでしょ」
「ハハハハハ」
「普通はそう思うでしょ」
「あの男は全貴族に手紙を送ったんですよ」
「手紙?」
「手紙の内容を簡単にするとこのようなものです」
「貴族の方々、この度私は人工勇者の作成まであと一歩のところまで来ました」
「是非皆様にはその人工勇者が生まれる歴史的瞬間をご覧いただきたい」
「特に出せるものはありませんが良ければ自宅にお越しください」
「密偵でもいいですよっとありました」




