椿とアイシー
「ねぇアイシー」
「なに?」
「もしかしてなんだけどさ」
「うん」
「もう次の授業始まりそうじゃない?」
「そうだね」
「みんないないもんね」
「次って実技でグラウンドじゃなかったっけ?」
2人は何故か立ち止まり身体中に魔力を流した。
<身体強化>
2人は身体強化を使い地面を陥没させない程度の力で走り始めた。
「ねぇアイシー」
「何?」
「廊下の角は人とぶつかると悪いから角の辺りに行ったら上を走ろ」
「わかった」
2人は廊下の角に近づくと壁を走り天井に移動し角を曲がるまで天井を走り角を曲がり終わると再びしたり降り走った。
「着替えないとだよね」
「うん」
「はぁーー」
「あの後エントリーを終え細かい話まで聞かせるとは思わなかったわ」
「結構かかったわよね」
「まあ仕方ないわよ」
2人は女子更衣室に着き中に入ると空いたロッカーを開け制服を脱ぎ制服をたたみ入れ鍵を掛けると更衣室を出て更衣室を出てすぐ目の前にある窓を開け2人は飛び降りた。
2人は壁を走りスピードが落ちないまま地面まで走り地面に着くとあっという間にグラウンドに着いた。
「すいません武神祭にエントリーしてたら遅れました!」
「それでも遅いですよ」
「椿様気をつけてくださいね」
「アイシーくんも気をつけたまえ」




