椿とアイシー
4年前のサウザード王国。
「アイシー!!」
「何?椿?」
「これに出ましょうよ」
椿がアイシーに見せた紙にはこのようなことが書いてあった。
近日開催!武神祭!!
参加になりたい方は是非エントリーください。
優勝者には岩石ドラゴンの魔石と賞金大金貨100枚贈呈されます。
参加人数無制限。
出場料無料。
「えー椿これに出たいの?」
「うん!」
「大金貨100枚だよ!!」
「ん〜〜〜」
「でも椿国から頼めば結構お金もらえるよね?」
「貰えるけどそんな頂戴なんて言えないでしょ」
「ん〜〜〜」
「まぁ椿が出るなら出ようかな」
「ん〜〜〜」
「そんなに悩む?」
「だってめんどくさいじゃん」
「アイシー強いんだから出た方がいいよ」
「椿に言われると嫌味だよそれ」
「いやいや本当に強いでしょアイシーはさ!」
「だって筆記でも実技でもいっつも上位にいるでしょ!」
「じゃあエントリーしに行く?」
「うん!行こう!」
2人はエントリーの受付へと行った。
「え〜とお名前は?」
「アイシー・サウザード」
「ツバキ・サクラギ」
「お二人は武器をお使いになりますか?」
「私は武器は使いません」
「魔法と格闘です」
「そちらの方は?」
「私は武器使います」
「剣と魔法です」
「はい!わかりました!」
「ありがとうございます」
「では後日掲示される紙で対戦相手をご確認くださいね」




