ヨウ達
イフリートとジンは目を見合わせ何か同じことを考えていたのかお互い頷きイフリートが口を開いた。
「もしかしたらなのですが」
「原因がわかったかもしれません」
「原因がわかった?」
「どういうことだ?」
ジンが口を開いた。
「そもそもセイ様は私達が作った封印に突っ込んで吹き飛ばされましたよね」
「ああ」
「実は今あそこに封印されているドラゴンは色々と異質なやつで私達では正直倒すことは不可能な相手でした」
「フェニックス様に助力も欲しかったのですが当時はかなり様々なところで環境にかなり影響を与えるヤバい魔物などが現れその対応でこちらには来られず結局私達4人でそのドラゴンを封印したんです」
「ですが封印するだけで我々は消滅寸前まで追い詰められ何百年か眠りについたほどでしたあのドラゴンは異次元の強さを持っていたのですが魔力も異質だったことを覚えています」
「もしかしたら封印にあのドラゴンの魔力が混じって何かおかしなことが封印に起こっているのかもしれません」
「ってことはなんだ?」
「俺はあの竜巻で5年後に飛ばされたってことか?」
「今のところ考えられるのがそれぐらいなんですよ」
「でもその封印にドラゴンの魔力が混じるって大丈夫なのか?」
「わかりません」
「もう一度貼り直すわけにはいきませんし」




