驚き
セイ達はギルドに着いてバラけて聞き込みをしていると1人の中年のツルハシを持った男がティオの質問に答えてくれた。
どうやら男の話からするとその条件に当てはまるのはマーロンっという商会らしく商会を作った人物の家までは知らないとのことだった。
「じゃあ次はマーロンを作った人物の家の場所の聞き込みだな」
セイ達は再びバラけて聞き込みをした。
だがマーロンっという商会のことはほとんどの人が知っていたが作った人物の住居の場所まで知っている人は誰もいなかった。
それからもセイ達は陽が暮れるまで聞き込みをしたが結果的にやはりマーロン商会を作った人物の家の場所はわからなかった。
「誰も知りませんでしたね」
「そうだな」
「同じ商会関係の人なら知ってるんじゃないの?」
「ああ、確かにその可能性あるな」
「明日商会関係の人でも探してみるか」
「セイ様」
「何?ジン?」
「今って旅商人とかいないのですか?」
「わかんないけど何で?」
「旅商人なら旅で得た品を売るために時には商会の主人と交易などをすると思いまして」
「じゃあ明日は商会関係の人と旅商人を探してみようか」
あそこの宿空いてるといいな……
セイはそう思いながらティオ達を連れて最初に寄った女主人がやっている宿へと向かったのだった。




