8人の旅
球体から飛び出した文がジャイアントスコーピオンの身動きを完全に動けないほど拘束したころジンの手のひらから溢れ出した大量の文字が文となり円形になり文は高速で回転しチャクラムのようになりジンの人差し指で回った。
ジンはそれをジャイアントスコーピオンに向かって投げた。
チャクラムのようなそれはジャイアントスコーピオンを自動的に攻撃し回転すればするほど鋭利さは増していっているようでとうとうジャイアントスコーピオンの体を切断するほど鋭利になりジャイアントスコーピオンを縦に切断した。
ジンが一度手を叩くと文は崩れ文字は粉々になって消えた。
ジンは自分の技を解いた瞬間あることに気づいた。
「ねぇイフリート」
「なんだ?」
「セイ様…どこ?」
イフリート達は先程の戦闘でどの辺りの砂の中にセイが潜ったのかわからなくなってしまった。
それから7人は慌てて辺りの砂をかき分けセイを探した。
セイが見つかるとセイは口いっぱいに砂を詰めてい
た。
ザバァァァっと口から砂を出しジャイアントスコーピオンの死体を見て先程、肩を貸してくれた2人に再び貸してくれるように頼みジャイアントスコーピオンの死体に近づいた。
「持ってけば金になるからな」
セイはそういうと<旅の空間>を使いジャイアントスコーピオンの死体を回収した。




