8人の旅
セイが2人に肩を貸してもらいながら岩石砂漠を進んでいると地面が大きく揺れ始め地面から6本の尻尾が出てきた。
尻尾は黒く硬そうな見た目をしていて先端には巨大な針がついていた。
「じゃ、ジャイアントスコーピオン」
「セイ様あれを知っているのですか?」
「ああ」
「前に仲間と倒したことがあるんだ」
「あいつは強い」
「それも前俺と仲間が戦ったジャイアントスコーピオンよりも一回り二回りデカイ気がする」
「だからお前ら全員で戦え」
「俺は1人でどうにか離れるから」
「1人で大丈夫ですか?」
「ああ」
「わかりました」
<砂操作>
セイがスキルを使うと砂に飲み込まれていった。
セイが砂の中に飲み込まれてすぐグーラは<増幅>を使い数を増やし始めアタラは<分身>を使い数を増やし<風操作>を使い素早い動きでジャイアントスコーピオンを牽制しながら攻撃をした。
ケールは<消えぬ恐怖>をジャイアントスコーピオンに使いリーパーは<死への案内者>でジャイアントスコーピオンの攻撃を避けながら体に触ったがジャイアントスコーピオンの精神攻撃耐性が強くどちらのスキルも効かなかった。
イフリートは<大火円の壱>を使いジャイアントスコーピオンの尻尾での攻撃を弾いたがなぜかゴーレムと戦った時よりも威力がかなり落ちているようだった。




