8人の旅
イフリートとグーラが穴を出るとそこには他の全員が戻ってきていた。
「2人が一番遅かったな」
「申し訳ありませんセイ様」
「いや別に責めてないし」
「沢山倒してきたか?」
「はい!」
「よし!じゃあ少し休んでから出発しようか!」
そこからセイ達は持ってきた食料を分け食べると少し休み出発した。
だが来る時のように天地支配領域を使いながら竜巻を出ることはしなくて済んだ。
なぜかというとジンが進む場所だけ竜巻を操り避けさせ大きな谷を渡るために皆を風で浮かせ越えさせてくれた。
それからもジンは風を操り歩きやすいように風が全員に当たらないようにしてくれた。
辺りから風の音が静かになってきて地面には砂がまばらに落ち始めとうとう風はなくなり地面が全て砂と岩だけになり岩石砂漠に着いた。
岩石砂漠に着き太陽の光をセイが浴びるととてつもない脱力感を感じ腰を落とし膝に手をついた。
「な、なんだ?」
いきなり体から力が抜けた。
完全に抜けたわけじゃないけど。
「これは…」
「どうしましたかセイ様!」
「いや力が抜けて」
「肩を貸しましょうか?」
「ああ、頼む」
「カチカチ」
片方をイフリートがもう片方をリーパーが肩を貸してくれた。
「リーパーもありがとう」




