レベル上げ
リーパーがこべり付いたゲジゲジ全てに剣を突き刺し終わるとセイのもとへと走ってきた。
「生きてるのいた?」
セイがそう聞くとカチッと一回頷いた。
セイは壁にこべり付いたゲジゲジをガントレッドで剥がしリーパーを呼び武器を私てもらい腹を掻っ捌いた。
だが目的のものはないようであと数匹こべり付いていたゲジゲジを剥ぎ掻っ捌くと最後の1匹でセイは見つけた。
「ゲジゲジの…卵」
「すんごい多いんですけど」
「なぁリーパー俺頑張るよ」
リーパーはカチッと頷いた。
セイは噛まないように気をつけて卵を口に運び飲み込んだいくつ飲み込んでもお腹が一杯にならないことからちゃんとスキルが発動していることをセイは実感していた。
ゲジゲジの卵を全て飲み込むとセイは涙を流していた。
「強くなりたいんだもん」
セイは涙を垂れ流しながらゲジゲジの足を見た。
「<ファイヤーボール>」
セイは小さなファイヤーボールを手のひらから出しゲジゲジに火を付けた。
「流石に生は無理」
セイがふとリーパーを見るとリーパーはセイに背中を向けていた。
セイはさらに涙を流した。
セイは焦げないぐらいでガントレッドっで燃えているゲジゲジを掴み振り回し火を消した。
そして口に運んだ。
セイは涙を垂れ流しながら黙々と食べ食べ終わるとそこには無があった。
思考は停止し口の中のゲジゲジの味でゲジゲジの顔を思い出していた。
「まっず」




